2010年10月20日水曜日

メセナスタッフブログ №59

仮面ライターZです。
落語体験講座発表会・八潮寄席におこしいただきまして有難うございました。一同素晴らしいお客様に恵まれ心から深く感謝しております。前座に三遊亭小遊三さんのお弟子さんの小曲(こまがり)さんにきていただきめくりから高座返し舞台設営まで我らの圓満師匠とともに準備等をして頂きとても恐縮した次第です。


この高座が始まったのは7月の暑い日。師匠が我々のために6演目を通しておひとりで演じてくださっているのにも関わらず足のしびれとの格闘をしていたZ。二回目の稽古ではたった5行、しかも短い文章でギブアップ。6人中4人は白旗でした。この先どうなるか不安で心は・・・・・・。でも師匠の方はもっと!!!!!!


回を重ねるうちに互いに刺激を受けながら
師匠の大きなこころのご指導によって
発表会へとたどりつくことができました。
落語が初めての私ですがこの発表会では
人の「温もり」を感じました。
ふっと話に詰まってしまった時目の前には
師匠の姿はなくお客様だけ。
一同そんな時そのお客様の心の声が聞こえた。
目が頑張れと、口元が頑張れと言っていたと。

またそれでもつまっていた演者には拍手で応援。
手のひらとひらを合わせて幸せなんて昔CMが
ありましたがそのひらとひらのパチパチいう音は
心に優しさと落ち着きと勇気を湧かせてくれるんだと
肌で感じあの三波春夫さんのお客様は神様です、
の言葉はこれなんだと心があつく人の情を深く感じました。


昭和の時代に寄席とはそんな温かな場所だったのではないかととてもいい体験をさせていただきました。もうすでに次回にはお手伝いをとおっしゃってくださった方もいてまた心にジ~ンときてしまいました。師匠との出会い・我々6人の出会い・そして素晴らしいお客様との出会い。4番地さんの扇子に「一期一会」の文字が。そんなわれわれを物語っていたようなきがします。さあ我ら師匠圓満ブログをチェックしないと!八潮は二度と行かないぞなんてかかれてないことを祈って。
次回のめくりにぜひお名前を。[一席いかがでしょうか]
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