秋も深まってきました。
今年の夏は、極端に暑い日は無かった記憶がします。
それでもメセナから駐車場までの帰りの道で聞こえる虫の声の変化に気づきます。
暑いときは、辺りが暗くなってもアブラゼミが頑張っていましたが最近は、「ツヅレサセコオロギ」や「エンマコオロギ」などのこおろぎの無く声が聞こえてきて秋が深まってきたことが感じられます。
ツヅレサセコオロギの「リーリーリー」といった声は、「針刺せ、糸刺せ、綴れ刺せ」と鳴くように聞こえ、「秋が深まってきましたよ。冬の準備をしなければいけませんよ。」という声に聞こえますし、「コロコロコロー」といったもの悲しいエンマコオロギの声には、何か寂しさを感じてしまいます。
以前、何かで読んだのですが、エンマコオロギの鳴き声は、気温が下がるに従って鳴き方がゆっくりとなり夜だけでなく昼も鳴くようになるそうです。
彼岸花が咲き始めました。秋のお彼岸の頃に咲く彼岸花は、夏が過ぎ地中の温度が下がると咲くといわれます。最近は地球温暖化のためか咲く時期が遅くなっているようです。
動物も植物も夏の暑さに耐えながら自分たちの出番を待っているのですね。何か自然のたくましさを感じます。