2009年12月17日木曜日

メセナスタッフブログ №19

平成21年の年の暮れにあたって

 木枯らしとともに落ち葉が時折、強く散りながら飛んでゆく光景が見られるようになりました。また陽ざしも弱まり日の暮れも早くなって冬の到来が感じられる季節となってきました。また夜、近所を散歩しますとサンタクロースやミッキーマウスなどのクリスマスの飾り付けが点滅してクリスマスを楽しみに待つ子どもたちの期待などが感じられます。

 4月から12月の市民の皆さんの参加によって行なわれた八潮メセナの主な事業を振り返ってみますと、参加型のピアノコンサートである「音楽のまちづくりピアノコンサート」、市内のボランティア団体と一緒に行なった「はいだ しょうこファミリーコンサート」、市民の皆さんで構成する実行委員会と一緒に行なった「渡辺 俊夫絵画展」、一般市民の出演によるミュージカルの「時をつなぐ歌」の公演などが挙げられます。
 また現在、財団の企画運営委員であるコムComeの皆さんと一緒に「八潮の祭り」についての取材や調査を行なっています。表現者、観客などとしてどの事業も市民の皆さんの参加なしには成立できなかった事業です。

   

 平成22年度は、リーマンショック後の不景気が影響して文化芸術の分野を取り巻く状況は、かなり困難な状況になるのではないかと思っています。また厳しい時代を乗り越えてゆくためには、市民のみなさんの評価を得た上での協働によって事業を行うことが将来にわたって行われるのではと思っています。

 ただ心配するだけでは物事は進みませんので、一歩前に出る気持ちをもって仕事に取り組んで行きたい。夜、外を走る車から流れる“なごり雪”のメロディを聞きながらそんなことを考えています。

 今回で私の今年のスタッフブログは、終了です。少し早いですが、今年1年八潮メセナをご利用、応援していただきましてありがとうございました。そして来年もよろしくお願いします。スタッフ一同お待ちしています。