2011年7月23日土曜日

スタッフブログ №93

有料公開舞台稽古「エル・スール」





みなさん、こんにちはよっしーです。

   7月18日(月曜日・祝)に、八潮メセナで有料公開舞台稽古「エル・スール」が開催されました。

   今回の舞台は昭和30年代の九州博多を舞台として、戦後の焼け野原の中から、博多の町が生み出す明るさの中で、庶民が逞しく生きていた。末広長屋に住む人々にもさまざまなドラマがあり、その背景を写し出してゆく舞台でした。

  猛暑にもかかわらず、たくさんのお客様に足を運んでいただきました。



   私は舞台を拝見するまで大変恐縮ですが「エル・スール」の意味がわかりませんでした。しかし、この「エル・スール」とはスペイン語で「南」という意味であることがわかりました。

   この舞台は昭和30年を背景にしているので、そこで生きてゆく庶民は、これからの日本に大きな夢と希望を持ちながら、毎日精一杯生き抜こうという、前向きな生き方がひしひしと伝わってきました。何も無いところから一からやり直すという、人間のパワーはどのようなところから生まれてくるのであるか考えさせられた作品です。現在の東日本方面(東日本大震災の被災地域)の状況が私の頭の中に思い浮かんできました。どのような状況でも、希望を持ちあきらめずに、取り組んで行くことを忘れてはいけないと思いました。



   今回、来場していただきましたお客様の満足そうな表情を拝見することができ、出演していただいた方も、本公演に向け頑張っていただきたく思う気持ちと、担当いたしました私も約2時間昭和30年代にタイムスリップした感じになりました。



   八潮メセナでは、今後も市民みなさんに芸術性の高い作品を鑑賞していただけるように、さまざまな事業を企画しておりますので、ホームページ、情報紙「ほわいえ」をご覧いただき、八潮メセナへのご来館お待ちしております。

以上