2010年3月28日日曜日

メセナスタッフブログ №32

21年度を振り返って

桜の花も開き、晴れた日には、陽の光の温かさが感じられる季節になりました。今年度ももうわずか、4月、新しいスタートを切る、旅立ちの季節が近づいています。
新年度を迎える前に思い浮かんだ私の21年度を振り返ってみますと、春はオリジナル市民ミュージカルのワークショップの結団式で始まりました。結団式では、「12月の本公演を目指してがんばりましょう。」と参加者の皆さんにあいさつしたことを思い出します。
夏は、7月、毎年恒例となっています橘ノ圓師匠を中心にした八潮寄席を、駅前のメセナアネックスで開催し、落語、新内、紙きり等、江戸の昔からの粋で、洒脱な芸に大変感動しました。
7月の末には、初めての市民参加型ピアノコンサートである、第1回 音楽のまちづくりピアノコンサートを開催し、予想以上の参加者、入場者がありました。事業参加の皆さんには、ゲストの佐藤さんの演奏と八潮メセナにあるスタインウェイピアノの演奏を楽しんでいただきました。このコンサートが行われることで、音楽のまちづくりのお手伝いができればと思います。
秋は、9月、地域のボランティア団体支援事業として「はいだ しょうこ ファミリーコンサート」を実施しました。はいださんは、歌のおねえさんとして最近まで活躍されていましたので、チケット発売初日には、早朝からメセナ玄関に並ぶお父さんお母さんがいらして、はいださんの人気の高さに驚いたことを思い出します。この事業を通してやしお生涯学習まちづくり財団は、地域への貢献活動に参加することができ大変ありがたく思っています。
冬は、12月、春から演技、歌唱、ダンスと練習を重ねてきた集大成としてオリジナル市民ミュージカル「時をつなぐ歌」の公演を行いました。公演本番直前では、出演者の本番前の緊張、不安、期待などが感じられましたが、舞台終了後の出演者の表情は、自分の力を出し切った達成感で輝いて見えました。
私は、公演当日は、大道具係として参加することができ大変得がたい経験ができました。
新年のはじめは、新春メセナロビーコンサートとして、芳村先生はじめ雅の会の皆さんと八潮メセナの長唄体験講座修了生のご協力により箏、三味線、長唄等の華やかな邦楽のコンサートを、市民の皆さんに提供することができました。
また、やしお生涯学習まちづくり財団の企画運営委員の「コムCome」のみなさんの八潮の祭の調査、取材に同席させていただき、町会の皆さんの温かい、ご協力をいただきながら木曽根の弓ぶちを体験するという貴重な経験もできました。
3月には、フレンドリー虹との共催により、青島広志のゆかいなコンサートの公演を行ないましたが、歌のおねえさんとみんなで歌おう会の会員、一般公募の市民のみなさんが「川に抱かれて」、「翼をください」をコーラスで歌っていただき、その歌声の素晴らしさに市民の皆さんと一緒に事業をすることの楽しさ等を感じました。
長くなってしまいましたが、21年度を振り返って見ますとやはり市民の皆さんのご協力に助けられた1年であったと感じております。平成22年9月には、開館20周年を迎える八潮メセナですが、引き続き市民の皆さんに何か新しいもの、良い刺激をお届けしたいという思いでおります。  
市民の皆さんにとっての身近な施設、使いやすい施設として管理運営を行ってまいりますのでよろしくお願いします。