2010年6月29日火曜日

メセナスタッフブログ №45

ラーです。
20日の日曜日は八潮メセナ開館20周年記念事業「第2回音楽のまちづくりピアノコンサート」でした。ご参加・ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。


 このコンサートは、第1部が公募による市民のみなさんによるコンサート、第2部が、佐藤 展子(さとう のりこ) さんのソロコンサートという2部構成で行われました。

第1部に先立ち、多田 重美八潮市長のあいさつと、佐藤先生の紹介に続き、先生からピアノにまつわるお話をしていただきました。
2回目となる今回は、ピアノの構造についてお話があり、ピアノ内部にある反響板の役割について小さなオルゴールを使ってわかりやすく説明してくださいました。
オルゴールを反響板の上に置くと小さな音が増幅されます。しかも八潮メセナのピアノは、ドイツの老舗メーカー、スタインウェイ社製。細部まで超一級の素材を用いているピアノの反響板に置かれたオルゴールは、とてもきれいな音色を奏でていました。

ピアノについての興味深いお話の後は、いよいよ第1部のコンサートです。20名の出演予定者のうち、残念ながら2名の方が急きょ欠席となってしまい18名の出演でしたが、日頃の練習の成果を堂々と発揮していらっしゃいました。中には親子での参加や親子の連弾があったり、小学1年生から大人の方まで幅広いご参加をいただき、会場からは温かい拍手がさかんに送られていました。

 お待ちかねの第2部は佐藤展子さんのピアノソロコンサートです。今年は、ショパンとシューマンが生誕200年とのことで、2人の曲を中心にプロピアニストと名器スタインウェイによって最高のピアノのしらべを、みなさんにお聴きいただきました。佐藤先生には会場からのアンコールにも快くこたえていただき、本当にありがとうございました。

最後に多田市長から参加者全員に記念品、佐藤先生からはアドバイスシートが手渡され、お二人からひとりひとりに激励の言葉が送られました。来場者のみなさんからは、「このようなピアノを発表できる機会は少ないので今後も続いていって欲しい。」、「ぜひ大ホールでの開催を希望します。」などありがたい感想をたくさんいただきました。

 来年もこんな素晴らしいコンサートができたらいいなと、私も参加していたみなさんの気持ちと同じで、そう思いました。
以上、司会進行を務めたラーからでした。