2010年11月2日火曜日

メセナスタッフブログ №61

275歳の音色を聴いてきました

木枯らし第一号が吹いていよいよ秋から冬になっていく覚悟を固めたら、台風14号が関東の南岸を通り過ぎました。今年は、夏から秋への変化の期間が異様に短く夏から一気に冬になったという感じです。先日、ヴァイオリニストの天満敦子(てんま・あつこ)さんのコンサートに行ってきました。

天満さんが演奏の合間にしたお話は、使用しているヴァイオリンのストラディヴァリウスの話でした。製作者のアントニオ・ストラディヴァリウスは、90年ほどの生涯で約1000本のヴァイオリンを創ったとも言われています。現存数は、いろいろ言われていて正確な数は、分からないのですが、世界には250本ほどが残っているのではないでしょうかとおしゃっていました。
その内の1本と対話をしながら演奏に使用しているとのことで、天満さんのヴァイオリンは、275歳だそうです。

コンサートは、アダージョ(バッハ)、アヴェ・マリア3曲(カッチーニ、シューベルト、グノー)、望郷のバラードなどの演奏が行われました。演奏は太い音、高い・細かい音などが美しく微妙に表現されその演奏力に感動しました。

八潮メセナでも、22年度後半には「新人オーディション」、「新春ロビーコンサート」、「ダイアモンドアーティストコンサート」などのクラシック、邦楽といった音楽に親しむ機会を用意していますのでどうぞ足をお運びください。お待ちしてます。
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